つみたてNISAはメリットだけ?デメリットも確認しよう
つみたてNISAはメリットだけ?デメリットも確認しよう
つみたてNISAはメリットも多いですが、デメリットもあります。
年間40万円が上限ということも、通常はデメリットと言えますが
初心者にとっては上限があることで、どう使うかを考えやすいというメリットにもなります。
一般的なデメリットも把握して、つみたてNISAを活用しましょう。
つみたてNISAのメリット
1.利益に対して税金を払う必要が無い
通常の口座では、利益に対して20.315%の税金が掛かりますが
NISAは非課税となっています。100万の利益なら20万3150円の税金が掛からず、全額受け取れます。
2.銘柄を選ぶ必要が無い
つみたてNISAでは個別銘柄を選んで投資することはできません。
可能なのは投資信託のみになります。
投資信託と言ってもファンドはたくさんあるので、初心者は迷ってしまうかもしれません。
基本はインデックスファンドで、国内、海外(先進国)、新興国のバランスを考えて分散投資することです。
この割合をポートフォリオと呼びますが、人ぞれぞれの投資スタイルで変わります。
3.上限があるため投資先を考えやすい
つみたてNISAは年40万円(1月1日~12月31日まで)と上限があります。
複数の投資先に分散する場合、割合を変更するだけでOKです。
さらに投資信託は一括購入するのは初心者にはリスクが高いため、月々積み立てるのがオススメです。
月々積立する場合は、「40万÷12ヶ月=3万3,333円」さらにポートフォリオに応じて、投資信託を分散します。
つみたてNISAのデメリット
1.投資枠を持ち越すことができない
仮に今年30万円の投資を行った場合、残りの10万円分を来年に持ち越して、80万円分が上限になることはありません。
来年は40万円の投資枠が追加されるだけなので、上限まで投資しても70万円となります。
2.売却しても投資枠が戻るわけでは無い
NISAの大きな特徴ですが、年内で購入と売却を繰り返す場合でも購入の上限が決められています。
つみたてNISAは40万円の上限のため、40万円で購入後、年内に45万円で売却したとしても、その年はもう購入できない状態になります。
3.他の口座と損益を相殺できない
証券会社に登録すると口座(基本は特定口座)が作成されますが、つみたてNISAを始める時は専用口座を作る必要があります。
もし、特定口座で100万円の利益が出て、つみたてNISAが20万円の赤字だった場合、通算して課税されるわけであはありません。
この場合、20万3150円の税金が必要となり、通算した場合の約16万「(100万-20万)×20.315%」とならないので注意が必要です。
4.個別株の購入ができない
つみたてNISAは企業を選んで株を購入することはできません。
一般NISAであれば購入は可能です。
つみたてNISAがおすすめの人
NISAは一般NISAとつみたてNISAがありますが、どちらか一方しか選べません。
つみたてNISAがおすすめなのは、投資初心者の主婦(夫)です。
少額で始められて、ローリスクで投資ができるため、まずはここから投資をスタートするのが良いでしょう。
また、投資できる資金が少ない方にもオススメです。
いかがだったでしょうか?
つみたてNISAはコツコツとローリスクでできる投資のため、初心者は安心して始められると思います。
もっといろいろな投資をやってみたい場合は、特定口座で投資に挑戦してみましょう。